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ラリーサービス
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TERAOKA AUTODOOR ラリーチーム
WRC第14戦 ラリー・ジャパン2007(10月26日〜28日)にメカニック参戦いたしました
ラリー・ジャパン2007参戦レポート
●10月20日(土)
 
今年も昨年に引き続き北海道、帯広で行われる世界ラリー選手権(WRC)の参戦のため10月20日(土)より31日まで一時休業とさせて頂きます。お客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解頂ければと思います。
 
今年も寺岡オートドア様のメインスポンサーを受け3台体制、全スタッフ約30名の大所帯です。私共がサポートするのはNZチャンピオンのメイソン選手、コドライバーのランドール選手(女性) SUBARU Impreza No64、吉岡、草加選手 SUBARU Impreza No96の2台で、もう1台は山田、吉持選手の三菱ランサーです。チームとしては3台体制は初めてですが3台無事完走するようにがんばります。
 
現地、帯広からの情報ですと、最低気温1度、最高気温12度、来週はもっと寒くなるようで、場合によっては雪がちらつくとのこと、天候がもってくれるのを望みます。20日朝9時半の飛行機でオークランドを発ち、4時半に成田空港着、同日に帯広に入る飛行機が無いので成田から羽田空港にバスで移動して、最寄のホテルに一泊、21日朝一番の便で帯広に入る予定です。
 
●10月21日(日)
 
7時55分発 羽田発の飛行機で帯広入り、気温10度、東京より10度低く かなり肌寒く感じます。帯広空港で熊の歓迎を受けレンタカーをピックアップ。
 
帯広空港から宿に直行、現地のスタッフと顔合わせ、そのままサービスパークの下見に向かいます。明日は朝からTESTなので準備を始めます。
まずはシート合わせ、ステアリングの位置、各セッティングを伝えます、今回はメイソン選手が大柄なので既存のシートでは小さいので新たに大きい新品のシートを購入。
96番の吉岡選手の助手席シートが高すぎるので加工しなおします、あまり高いとヘルメットが天井のロールバーに当たってしまうので約2.5cmシート全体を下げました。
 
明日のTESTの積み込みを終え、午後7時には宿に戻り夕飯を取りました。4時間の時差とは言え、スタッフ皆疲れた様子です。明日は6時スタートです。
 
●10月22日(月)
 
朝6時起床、朝食を取って、7時前に宿を出発、ピョウタンの滝と言う帯広空港の近郊にある林道を貸しきって行われます。 寺岡オートドアチームはメイソン、山田、吉岡選手3人とNZでお手伝いした難波、中嶋選手も同行して5台のTESTとなりました。
左右のドアには石はね防止の保護シートが張られます、スポンサーさんのステッカーが本番前に傷まないようにするためです。
 
空気圧、車高、タイヤ、車輌全体の最終チェックとセッティングです。5台で3時間交代で走るとさすがに路面もあれ、 わだちがほれる所で30cmにもなりました。天候はなんとかもっていますが風が強く、体感温度も下がります。 メイソン選手はサスペンション等のセッティングが気に入ったようで昼食には終了しました。 一方、吉岡選手は色々やらなければならないことがあり、2時半に終了しました、明日の作業のため コイン洗車場で20000円分洗車をしてサービスパークに戻りました。
 
サービスパークに戻るとレンタルハウスと車輌の下に敷く鉄板が搬入されていて これまた忙しくなりそうです、明日は色々な交換部品があり朝から夜まで作業があると思います。 写真はテストの様子、白いImprezaはメイソン選手、青いImprezaが吉岡選手です、3代目のランサーが山田選手です。

PS. テスト場所の林道は紅葉が素晴らしかったです。
 
●10月23日(火)
 
7時起床、今日は皆忙しくなりそうです、選手全員はレッキという試走の1日目です。
選手は8時から始まるレッキに向け7時出発、またレッキにもサービス隊も同行します。 途中ガソリンスタンド余りないので20Lのタンクを3本積み、食料等も運びます。

私たちサービスパークに残った人たちはまず、車のテント、スペアパーツのテント設営、 グランドシートの位置を決め車輌を搬入します。結局テント設営、その他色々お昼までかかってしまいました。
昼食後、まずは吉岡Navi号の整備から始めます、無線取り付け、大会ステッカー、マフラー修理等あり、 思った以上時間がかかるものです。さてその後メイソン車にかかります。こちらは沢山のメニューがありました。 無線、ステッカー、念のため新品ターボ交換、車軸のベアリング交換、ブレーキパット交換、 そしてトランスミッション交換練習!?です。毎年サービスクルーが変わるのと、 車輌の仕様が変わるのでクルーの役割分担、ボルト1つまで分担作業を決めていきます。 本番では何かあれば、夜の45分サービスで交換しなくてはならないので、大切な作業の一つです。 結局最後まで終わらず9時に切り上げ、遅い夕食を取りました。明日は公式車検なので 皆ピリピリしてきました。サービス隊が就寝したのは12時過ぎでした。明日はまた忙しい〜。

●10月24日(水)
 
7時起床、体が慣れてきたのかあまり寒く感じなくなってきました。
今日は3時半からメイソン車の公式車検があるので、それまでに全て終わらせなくてはなりません。 続き山田車4時、吉岡車6時半です。
全車ステッカー、無線、アライメント等終わり、3時に公式車検場に入りました。 もう既にかなりの車が列を成しているので先にターボ、スペアトランスミッションのシーリングです。 シーリングはラリー中に内部を交換できないように、ステンレスのワイヤーで、 外せないように封印されてしまいます。再車検時に封印がないと失格ということになります。

ターボが終わり、車輌の重さを測ります。これもレギュレーションがあり最低重量があるのです。 難なく車検を終わる予定だったのですが、メイソン車、山田車共に車輌の一部に、 問題ありとのことで車検落ちしてしまいました。再車検は明日の朝12時までに問題点を解決して 許可を取らなくてはなりません。できれば今日中に車検を取ってしまいたいので Prolinksのナオさんがメイソン車修理のため帯広の町に走り、私は残って吉岡車の車検をやることとなり、 吉岡Navi号は見事パス、サービスパークに帰ります。その後ナオさんが帰ってきまして、 すぐさま再車検に入れます。2台無事車検通過しました!!!
 
山田車は修理を終えたもの、9時を廻ってしまったので明日の朝一で再車検です。
皆、帰る途中に無言で夕食を済まし、宿に帰ったのは11時ぐらいだったでしょうか。
ラリーはまだ始まってませんが、疲労がたまってきてますね(私だけでしょうか…)
 
●10月25日(木)
 
7時半に朝食を取って、8時にサービスパークに向かいます。
今日は、12時からTeraoka Rally Teamのチームパーティーが 帯広のワシントンホテルで行われます。そのため11時にはこちらを出発しなくてはならず、 最終のチェックが行われます、全車綺麗に洗車されホテルに向かいます。
 
今年もチームパーティーが12時から始まり、チーム代表、監督、 ドライバーの挨拶が行われ、2007年WRC JAPANが今夜6時半より 駅前大通りに5万人の観客が集まります。
3台のラリーカーはホテル正面玄関横に駐車され、記念撮影が行われました。
私たちサービスクルーは再度サービスパークに戻り4時まで最後のチェックです。
ラリーが始まる前はかなり緊張しますが始まってしまえば何とかなるもんです。 明日の準備を済ませ、帯広駅前のスタート会場に向かいます。 さすがに駐車場は一杯でした。山田車、吉岡Navi号、メイソン車無事スタートランプを通り、 少々ほっとしました。
明日からが本番です、1号車が6時スタートですので、我々は7時ごろのスタートになります。
 
●10月26日(金)LEG1
 
1号車スタート6時、いよいよ始まります。
5時宿を出発、メイソン車は7時2分スタートです。 今日の天候、コースを検討してタイヤを選択します。 全車お昼頃サービスパークに帰ってきますが、4本のステージ50キロとリエゾン(つなぎ区間)230キロを走ります。
3台出発するとやっと一息です。朝食、コーヒーを飲んで一休み。SS4本を終えサービスに帰ってきました!
車の損傷も無く問題ないとのことメイソン選手総合24位、山田選手58位、吉岡選手59位。
しかしメイソンは少々早くないか!?車がもつか心配です。
 
30分のサービスを終え、無事全車出発しました。午後のSSは午前中走った1〜4の再走です。
約90台がコースを走った後に、午後からもう一度走るのでかなり道が荒れていると思われます。
実はメイソン選手、吉岡選手もフロントだけ10mm車高を上げました。いいタイムが出るといいですが…。
 
吉岡Navi号と山田選手は夕方からのSSで暗くなるのでお昼のサービスでライトポットを装着してあります。
メイソン選手は最終のSS前でライトを装着予定。今日最後のサービス45分のメニューを決め、サービススタッフとしばしミーティング。
かなりやることが多そうです。車が7時に入ってきました。ボディの損傷はなし。E/Gオイル、トランスミッションオイル、 リアデフオイル、ブレーキパット前後、(F)ローター2枚分担を決めこなしていきます。車は雨のせいかドロドロです。
メイソン選手の車が終わると同時に吉岡Navi号が入ってきました! こちらも何事もなさそうですが、かなり下回りを打っている様子。
メイソン車同様、オイル交換、通常点検をしていきます。その横で山田選手も帰ってきました。
何事もなさそうで安心しました。
 
かたづけを終え冷えたお弁当を食べて宿に帰り、明日のミーティング。6時ごろスタートなので4時半に起床予定。
明日もがんばりましょう〜。
 
●10月27日(土)LEG2
 
昨日、チーム3台のうち94番山田選手の三菱ランサーがSS7でコースアウトしてしまいました。 車の損傷は無く、昨日の最終サービスには点検等終わりまして、今日朝一番、再車検の後、スーパーラリーと言う、敗者復活戦みたいなもので際出走いたします。
メイソン選手は6時5分スタート、私たちは5時に出発です。10分のサービスで新品のタイヤに交換し無事、3台出走していきました。 朝の10分のサービスはこれまた忙しく、車載工具(電動インパクト)、無線、飲み水、インタークーラーの水タンク、タイヤ6本交換(スペア2本含む)です。
前日の最終サービスでタイヤを交換してもいいのですが、天候や路面状況が一晩で変わってしまうので、朝一番の10分で選択、交換します。
お昼のサービスは30分です。通常は足回り、下回りやブレーキの点検を行います。
メイソン選手はブレーキを左足で多用するので、他の2台に比べ交換頻度がもの凄く高いです。 昨日で既に2セット使ってしまいました。SS14まででメイソン選手総合20位、吉岡選手58位、山田選手66位。 まずはメイソン選手からサービスに入ってきました!
どうもブレーキが調子悪いとのこと。よく見るとブレーキパットが焼けてしまっています。しょうがないのでブレーキとディスク交換になりました。 また、ブレーキオイルの交換も一緒に行います。
吉岡選手も入ってきました。 フロントから異音ありとのこと、駆動系のチェックとブレーキオイルの交換です。山田選手もスーパーラリーの差を詰めるべくプッシュしてますが車は調子が良さそうです。
無事3台が終わりサービスパークを出て、タイヤマーキングに向かいます。これはオフィシャルによってスペアを含むタイヤにペイントマーカーでゼッケンが記入され、マーキングされていないタイヤは使用できないようになっています。
ラリージャパン 2007 タイヤマーキング
最終のサービス45分の前、SS19で山田選手がクラッシュしたらしいと連絡が入りました。
このSSはサービスパークに隣接している1.3キロの特設コースですが、昨日からの雨でドロドロでした。
山田、吉持選手が救急車で病院に運ばれたと連絡があり、スタッフ皆、情報収集に必死です。 その後2台が何も知らずにサービスパークに帰ってきました。昨日と同じオイル、ブレーキ、リアキャリパーの交換、追加で左右フロントのロアアームの交換です。
何とか45分で終わりました。続いて吉岡選手、こちらは何事も無く淡々と走ってます。フロントからの異音が気になりますが、通常作業を終え、撤収作業です。
山田、吉持選手が帰ってきました。首にはコルセットが巻かれていますが、ひどくはなさそうです。
路面がひどく、スピードが乗るとハンドルが利かなくなったみたいです。車輌の損傷はかなりあるので、明日の出走はできないそうです。残念ですがこれもラリーです。
明日は最終日、何があるかわかりません。がんばっていきましょう。
 
●10月28日(日)LEG3
今日は最終日。SS350km、リエゾン1225kmで行われます。
私たちは5時前に起床、5時半にサービスパークに入ります。メイソン選手6時39分、吉岡Navi号7時02分スタートです。
残念ながら昨日、山田選手がリタイヤしてしまったので、山田選手のメカニックの皆様が分担して手伝ってくれることになり、気合が入ります。
ラリージャパン 2007 サービス
朝の10分サービスに車が入ってきました。タイヤ等、手馴れた手付きで皆こなしていきます。難なく全てをこなしメイソン、吉岡選手とも出発して行きました。
午前中はSS21から23までで、特にSS23はストレートが続く高速コースで22キロもあります。
NZ出身のメイソン選手はこの様なコースは得意なので期待が持てます。 SS23を終え、総合17位まで上がってきました。なお吉岡選手51位です。
ラリージャパン 2007 サービス  
今日の朝のサービスの後にSUBARUの方々がサービスに来ました。・・・・?!
というのは昨日の夜の時点でシード権の無いSUBARUドライバーの3位になってました。
このまま行けば久世賞という名誉ある賞が頂けるみたいです。しかし何があるか分からないのがラリーなので気が抜けません。 4位のドライバーとは40秒差です。
 
お昼の30分のサービスが最後の作業でその後3本のSSがありますが、私たちはもう車を触れません。 あと3本ですが午前中の3本と同じコースです。アライメント、ブレーキ等最終の点検です。 メイソン選手は前のブレーキパットは5セット目、リアは2セットです。早いドライバーは車も傷みます。
ラリージャパン 2007 サービス  
車が入ってきます。緊張の一瞬です。
スタッフの声が響きます。
アライメンと調整、ブレーキ・チェック、各部点検後、タイヤ交換をして送り出します。 吉岡選手は急遽フロントのブレーキパット交換です。 時間があれば綺麗に洗車です。無事2台出て行きました!!
あとはドライバー次第か・・・
 
3時に1号車が表彰台に上ります。私たち2台は4時ごろの予定です。 表彰台に乱入予定なので、サービスパークの撤収作業に取り掛かります。
 
3時過ぎ、ドライバーより無線が入り、ステージクリアでこちらに向かっているとのこと。
何とか完走したみたいです!! 吉岡選手もクリアしました!!
表彰台の横で車を待ちます。来ました!総勢20人がなだれ込みます。FINISHです。
山田選手のリタイヤがありましたが、何とか2台は完走です。
メイソン選手は見事スバルプライベーター3位に入賞し、久世メモリアルアワードを受賞です!
これから撤収作業を終え、打ち上げ、明日の朝帯広を発ちます。
ラリージャパン 2007 フィニッシュ
長く短い合宿生活が終わり月曜の朝、帯広を発ちました。
 
約2週間程お店を空けてしまいまして、お客様には大変ご迷惑をおかけしました。
この経験を通常整備にフィードバックして、これからも早く、確実な整備を心がけてまいります。
来年はまだ判りません〜。
 
 
詳細はTERAOKA AUTODOOR ラリーチームのページをご覧ください。