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ラリーサービス
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TERAOKA AUTODOOR ラリーチーム
WRC第14戦 ラリー・ジャパン2008(10月31日〜11月2日)にメカニック参戦いたしました
ラリー・ジャパン2008参戦レポート
●10月25日(土)
 
今年も昨年に引き続き北海道で行われる世界ラリー選手権(WRC)の参戦のため10月28日(土)より11月9日(日)まで一時休業とさせて頂きます。お客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。
 
今年も寺岡オートドア様のスポンサーを受けましてRally JAPANに参戦することとなり朝9時半の便でオークランドを発ちました。今年もプロリンクスの3人と日本のスタッフで行うことになりました。ドライバーは今年APRC(アジアパシフィック選手権)に参戦している鎌田卓麻選手と加勢直毅選手を起用し更なる上を目指します。
9時のAirNewzealandでオークランドを発ち、同日夕方5時に成田に到着。羽田空港に移動し、近場の宿に1泊しました。明日は9時の便で千歳空港に向かいます。
車は新型のSUBARU IMPREZA GRBです。
カラーリングはまだですがこんな感じになりそうです。
 
●10月26日(日)
 
9時の便で羽田空港を出発、10時半には札幌に入りました。
レンタカーをpickupして、札幌ドームのサービスパークを目指します。
野球場とは知ってましたが、現れました!!シルバーのドーム。
 
車は色々やることがありますが、今日は札幌入りしないので、サービスパークの設営と荷物の積み下ろし作業で1日終わりました。それにしても日が沈むと冷えますね。 明日は忙しそうです。
 
●10月27日(月)
 
7時起床、Hotelを8時に出発、今日はやっと車がやって来ます。その前にサービスパークの設営とスペアパーツの確認です。ブレーキ、オイル、アーム類等故障した箇所を直さないと完走どころか途中でリタイヤもありえます。今年のエントリーはPCWRC(プロダクションカー世界選手権)の日本特別招待エントリーとなり主催国から2台招待されました。 1台は鎌田卓麻選手と田口勝彦選手となりテントと電気、水道、食事等が提供されます。
 
12時過ぎ車輌が届き、部品の交換、点検、車検の準備が行われました。
ドライブシャフト、ターボ新品交換、テストでの不具合の修正です、全て終わらなかったので明日の準備をして終了。明日も忙しくなりそうです。
 
●10月28日(火)
 
今日も7時起床、だいぶ時差ぼけも直ってきました。8時ホテル出発。
カラーリングがまだなので業者さんがサービスパークまで出張してくれて施工してもらいます。
 
ドライバー、ナビゲーターは今日からレッキ(コースの試走)です。本番車に限りなく近い車輌でコースを朝から走って廻ります。サービスパークでは明日の車検の準備です。 車検は大勢の観客や、オフィシャルの方が見ますので洗車、WAX、タイヤ等きれいな状態で望みます。
 
夜7時からSubaruのウェルカムパーティですが、メカニックは行けるか分かりません。
今日は何時に帰れるかな。10時やっと夕飯です。今日は回転すし! 北海道のすしネタは美味しかったです。
 
●10月29日(水)
 
8時ホテル出発、今日は車検です。午後2時半から4時までで、ステッカー、スペアターボ、トランスミッション、リアデフ、持ち込む部品を揃えます。
 
車輌重量、下回り、トランスミッション、リアデフ、ターボ、車体にステンレスワイヤーでワイヤリングされ交換できないよう封印されます。再車検時シーリングタグが無いと車検落ちとなります。無事車検は通過、クルーは車検を通過するとひと段落です。
 
ちょうどドライバーとナビの鎌田卓麻、加勢直毅選手が近くにいたので1ショットです。
明日はシェイクダウンでドームの中を2台同時走行します、ぶつけなければいいのですが・・・
 
お隣は新井選手です。
●10月30日(木)
 
今日は10時からシェイクダウンです、ドームの中を2台同時走行で行われる SuperSpecialStageです。ドームの中に土を入れてダートコースで行われると思っていましたが、なんと路面はツルツルのコンクリートで、しかもコンクリートウォールです!!
これは下手にぶつかると一発リタイヤにもなりかねません。
最終チェックの後、サービスを出発、併設されたドームに向かいます。
スタッフも緊張してきました。10時45分車が帰ってきました。
ドライバーの指示でタイヤ交換、コースはスリックカートの様でかなり滑るようです。
11時半に車両が戻ってきました、卓麻選手はなにやら新井選手と雑談中。 なにか攻略法をつかんだようです。今日の夕方からセレモ二アルスタートです。 3時半にはアッセンブリーエリアに搬入しなくてはなりません。
 
サービスは万が一を想定し各パートのチェック、トランスミッションの交換です。
新井選手のチームはトランスミッションの全交換を20分で行いますが、私たちは 車両の仕様が多少異なるため35分ぐらいでしょうか。まあ壊れないに越したことはないですけど。
 
3時15分ドームの中に搬入します、オフィシャルの指示でドームのグラウンドに下りました。 コースはかなり広く圧倒されます。実際に走ってみると非常に狭くツルツルです。
セレモニアルスタートが始まり、明日からいよいよLEG1がスタートします。
●10月31日(金)LEG1
 
いよいよラリーがスタートします。
 
出発前、朝のサービスは15分、新品のタイヤ交換、ドリンクの詰め込み、 スペアタイヤの確認等いろいろやることがあります。 15分といってもやることが限りなくあるので、分担してかかります。
車はSS1に向け出発していきました!
次のサービスは30分、通常の点検と追加分を分担割。
タイヤ交換、アライメント調整、清掃等万全の体制で臨みます。
 
車が入ってきました、何事もなさそうです。
基本点検後、タイヤ交換、清掃で送り出します。
雪のためSS3、SS7がキャンセルとなりました、コースはひどく滑って ヌルヌルの状態で何台かは既にリタイヤの模様。 最終サービスは45分で不具合のあった物や、破損した部品、 オイル交換等を行います。最初に車高、アライメントの調整、 定期交換部品等の交換、清掃を行い、車両保管(パルクフェルメ)に入れます。
 
最終SSのSS10はPWRC4番手タイム、PWRC7位で終了しました。
明日はどこまでタイムを詰められるか、明日が山場となりそうです。
●11月1日(土)LEG2
 
朝6時45分ホテルを出発、サービスパークまでレンタカーで移動、約30分。
まだ辺りは薄暗く、かなり寒く感じます。
 
LEG2、朝一番のサービスは15分。新品タイヤ交換と清掃、ドリンクの詰め込み等、を行います。 1号車は7時半スタートなので、私たちは約8時スタート。
サービスクルーは出発の1時間前にはサービスパークに入ります。
 
朝のサービスは問題なく終わり、メカニックは一段落後、朝食です。
次のサービスは約午後1時の予定、何もなければ良いのですが…。
 
お昼のサービスも何事もなく終わり、SS14で5位に浮上。 夜の45分サービスに備えます。
 
時間が空いたのでSUBARUのブース見学、今日は土曜日ということもあり かなりの観客がドームに来ています。写真は世界初水平対抗ディーゼルのカットモデル。
ドライバーより連絡があり、今日の道が酷く荒れていて車はロデオ状態。 わだちでドアが擦るぐらい掘れていたので、足回り、アライメントの確認の要請。 定期交換部品と他の部品も交換の準備です。車が入ってきました。
かなりの損傷で前周りは全て交換です。リアセクションも交換する物がありそうです。
45分を過ぎてしまうとペナルティを課せられてしまいます。現場は戦場のようで とても終わりそうもありません。PWRCエントリーは5人のメカニックと2人のドライバーとナビのみしか車に触れません、それ以外の人が触ると失格になってしまいます。
 
何とか44分でサービスアウト、TCまで間に合うか!!
残り7秒でTCINでペナルティを免れました…
 
明日の15分サービスでやり残したサービスをしなくてはならないため 緊急ミーティング、5人では人手が足りないため、ドライバーとナビにも手伝ってもらう事となりました。
明日が大変そう…

写真はアライメントを調整する工具です。
●11月2日(日)LEG3
 
最終日です。
6時半スタートなので5時前にホテルを出発。
朝のサービスは15分、通常はタイヤ交換と簡単な清掃がメインですが今日は 昨日の続きの作業が残っているため、ドライバーとナビに手伝ってもらう予定です。

朝一番の車両待ち
作業は……
フロントショック交換、シャフトシール交換、ブレーキオイル交換、 トランスミッションオイル補充、アライメント調整、アンダーガード取り付け ドリンク補充、インターコムバッテリー交換、電動インパクトバッテリー交換と 15分では終わりそうもないメニューです。
 
車が入ってきました!皆分担してかかりますがバタバタです。
あっという間に10分が経ちサービスの時計が15分経ちサイレンが鳴り始めました。  
16分経ったところでサービスアウト!間に合うか!!
ナビはもう既にTCで待ってます。鎌田選手は急いでTCに向かいました。
昨日に引き続き数秒前でTCIN!ペナルティを免れました!!!

30分のサービス中
あとは11時のサービス30分、ここは何事もなく通常の点検。
SS25時点でPWRC5位、4位と6位の差がかなり空いているのでこのままのペースで行く様子です。
残りSS3本です。何とか帰ってきてもらいたいです。

お隣り新井敏弘選手の車両
携帯から連絡あり、最終ステージクリア!5位でフィニッシュです。
隣の新井さんは3位で今年初のポディウム、最後のサービスは10分。
フロントバンパーの破損が酷いので新品のバンパーに交換予定。
車が帰ってくるのを皆並んで待ってます。車が入ってきて拍手で出迎えます。
 
長い1週間でしたが過去最高の順位で完走することができました。
メインスポンサーの寺岡オートドアさんにこの場を借りて感謝致します。

オレンジの腕章はPCWRCのメカの印です。
来年の日本開催はないようですが、また寺岡オートドアラリーチームで WRCを戦えたらと思います。  
ありがとうございました。
写真、詳細情報はTERAOKA AUTODOOR ラリーチームのページをご覧ください。
鎌田卓麻選手のラリージャパン2008通信(ブログ)もご覧ください。